日本Sバンタム級7位・津川龍也が豪快TKOで7連勝「タイトル戦に準備」セミの二階堂迅はKO逃し「今の実力」

 再起戦で完勝した野中
 再起戦で完勝した野中
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 「ボクシング・8回戦」(17日、堺市産業振興センター)

 メインはスーパーバンタム級8回戦が行われ、日本同級ユース王者で日本同級7位の津川龍也(23)=ミツキ=がフィリピン国内同級2位ジュンリル・カスティノ(21)を7回2分8秒TKOで沈め、4戦連続KOで連勝を7に伸ばした。

 7回、ボディーから顔と打ち分け、強打を連発。相手もタフに反撃する。気迫前回の打ち合いに場内も熱狂。最後は津川がコーナーに追い込み、ボディーへの強打。レフェリーが割って入ると同時に相手は崩れ落ちた。

 「タフな選手だった。自分のこれからの経歴でも難しい試合をクリアしたのは勉強になう。メインでKOで終わろうと思っていたのでよかった。タイトル(挑戦の)圏内にいる。しっかり準備したい」と先を見据えた。

 セミファイナルの51・5キロ契約6回戦には昨年の全日本新人王で日本フライ級12位の二階堂迅(21)=ディアマンテ=が永里翔(21)=レパード玉熊=を2人がフルマークの判定3-0で圧倒。デビュー7連勝(1KO)で次戦はA級に昇級する。

 最終6回の終盤に右のカウンターが相手の顔面をとらえ、ぐらつかせたが、追撃を試みたところで試合終了。あと5秒あればという悔しいラストに「力不足。もうちょっとのところでゴング。今の実力です。日本ランクに入っている。タイトル挑戦できるように練習を頑張ります」と、声援に応えた。

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