帝尊康輝、45歳野中を撃破し日本Sミドル級初代王者奪取「地元大阪で王者になれて感謝」

 「ボクシング・3150FIGHT SURVIVAL vol.5」(10日、エディオンアリーナ大阪第2競技場)

 日本スーパーミドル級王座決定戦は同級2位の帝尊康輝(たいそん・こうき、30)=一力=が国内男子最年長45歳の同級1位・野中悠樹(渥美)を判定3-0で退け、同級初代王者に輝いた。

 勝利のコールを聞くと、リング上につっぷして号泣した。「大阪の試合は久しぶり。タイトルマッチで日本のベルトを取ることができた。地元大阪で王者になれて感謝します。(今後の目標は)未熟者なので一生懸命頑張ります」と、地元の声援に応えた。

 帝尊は大阪出身。身長190センチの恵まれた体を武器に野球で実力を発揮。140キロ左腕として甲子園出場もある大阪偕星高に入学したが、左肘の負傷で退部した。そこから一度は道を外れたものの、ボクシングと出会い更生。六島ジムで鍛えられ、2016年に東洋太平洋ミドル級王座を奪取し、2度防衛した。

 2018年に東京に移り、角海老、伴流、一力とジムを渡った。2019年10月、細川チャーリー忍に敗戦後は1年半以上、ボクシングを離脱。遠回りしたが、30歳、故郷で復活した。

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