ドラゴン藤波 高橋ヒロムのシングルマッチ要求をリングの上での即受諾に「お客さんが…、ファンあってのプロレスなんで、ついポロっと」

 「ドラディション・15周年大会」が30日、後楽園ホールで行われ、新日本プロレスの高橋ヒロムが、大先輩の藤波辰爾にシングルマッチを要求した。

 ドラディションのメインイベント。藤波辰爾・船木誠勝・新崎人生VS高橋ヒロム・越中詩郎・AKIRAの6人タッグマッチが行われ、12分17秒に藤波がドラゴンスリーパーをAKIRAに決めて勝利した。

 IWGPジュニアヘビー級王者の高橋は初対決の藤波と攻防を繰り広げたが、チームとして敗れた。不満が残ったのか、リング場で藤波にシングルでの対戦を要求した。バックステージでも高橋は「今日の6人タッグ、ただただ、楽しかった。ファンに戻ったような楽しさだった。でも、俺にはそれしか残らなかった。やっぱり藤波さんを6人タッグじゃ、感じることはできませんでした」と不完全燃焼だったと振り返った。

 続けて「生意気なことを言ってるのは百も承知です。いつでもいいです。今年でもいい、来年でもいい。再来年でもいい。藤波辰爾戦だよ。俺は待ってます。生意気なんでね。心の底から尊敬しています」と素直な思いを明かした。

 新日本の大先輩のレジェンド藤波は初めて、後輩との攻防を終え「体幹というか、オーラを持っている」とセンスを認めながらも、リング場で対戦を求められて、観衆の前で受けて立つ姿勢を明かしたことには「最後にお客さんが…、どうしてもファンあっての我々、プロレスなんだけど、ついポロっとね」と、要求即受諾を後悔した様子。

 それでも最後は「物語は始まっていかない。ファンが応援してくれて、盛り上がる材料を作ってあげたいかな」と、腹をくくって受ける覚悟を示した。

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