ボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏が今春センバツ準Vの報徳学園で講演

 高校生に講演会を行うボクシング元世界3階級制覇王者、長谷川穂積氏
 ミット打ちを披露するボクシング元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏
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 ボクシング元世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏(42)が26日、今春センバツ準Vの報徳学園で講演会「夢を掴むまで」を行った。進学コースの1年生から3年生の約630人が参加。自身の経験や人生訓、減量の苦労などを話し、講演会後には舞台上でミット打ちを実演するなど、高校生らとの交流を楽しんだ。

 講演会を終えた長谷川氏は「僕の現役時代を知らない世代だと思うんですよ。どこまで話しを聞いてもらえるか分からないですけど、1人でも2人でもちょっとヒントになればなと思って話をさせてもらいました」と振り返った。

 ミット打ちを披露した際には、何人もの生徒が相手役を希望。「若さであったり、元気であったり、キラキラした目を見るとこれから先、楽しみたいなと思いますね」と笑顔を見せた。

 もちろん、長谷川氏の言葉は生徒に響いている。硬式野球部に所属する今秋ドラフト候補捕手の堀柊那主将(3年)は「自分が1番いいなと思った言葉は『練習が本番で試合はおまけ』という言葉がいいなと思いました。練習でやっていることが試合に出ると思う。練習で本番のつもりでやっていれば、試合でもそれが出せると思うのでしっかりやっていきたい」と目を輝かせた。

 今後も多くの人に夢をつかむきっかけになればと、自身の経験などを伝えていく。「ボクシングに興味を持ってもらいたいというのが大きなテーマ。なかなか難しいですけど、世界を感じてもらえればと思います」と長谷川氏。夢を追う人たちへ、熱く語り続ける。

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