前ＲＩＺＩＮバンタム級王者の堀口恭司（３２）＝アメリカン・トップチーム＝が９日、都内で会見を行い、新格闘技団体「ＴＯＰ　ＢＲＩＧＨＴＳ（トップ・ブライツ）」の旗揚げ興行を９月９日に地元の群馬で行うと発表。新団体のコンセプトとして脱エンタメで、本格スポーツとしての格闘技のトップ団体を目指すことを明かした。

　ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎとは一線を画す路線を標榜した。選手の募集、選考方法については「俺は絶対、新しいスターになれるという人は応募してきてください」と、ＢＤ同様、無名でも人気選手になれる逸材を探しているが、目指す路線は本物志向とした。

　堀口恭司エグゼクティブプロデューサーは「ブレイキングダウンはもちろん興行としてはいいかもしれないですけど、格闘技のイメージとしてはあまりよくないと思うんですよ。自分はですが」と、私見を述べた。その上で「そういうのに逸れてほしくないから、本物志向のトップブライツを、なんていうかですかね、日本の武道があるじゃないですか。その心を忘れないために立ち上げる。それに力を貸す感じです」と話した。

　堀口健太代表も「日本の武道の精神を大事にしたい。ケンカではなく、スポーツ、競技としての格闘技を広めていきたい」と、考え方を明かした。

　９月９日の第１回大会はケージで総合格闘技やキックボクシング、子どもたちの空手大会の開催などを行うプランを立てている。