重岡銀次朗は王座奪取ならず、負傷引き分けから一転「ノーデシジョン」

 無効試合になり悔し涙を流す重岡銀次朗(撮影・山口登)
 3回、偶然のバッティングで接触する重岡銀次朗(左)とダニエル・バラダレス(撮影・山口登)
 納得がいかずレフェリーにアピールする重岡銀次朗(撮影・山口登)
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 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(6日、エディオンアリーナ大阪)

 「3150FIGHT vol.4」のセミファイナルとして行われた。同級5位・重岡銀次朗(23)=ワタナベ=が、王者ダニエル・バラダレス(28)=メキシコ=に挑んだ。3回に偶然のバッティングで王者がダメージをアピールし続け、3回2分48秒に試合が止まり、「ノーデシジョン」(判定なし)と発表された。重岡は王座奪取はならなかった。当初は負傷引き分けとコールされたが、急転した。

 試合は序盤から両者が打ち合う展開。3回に偶然のバッティングが起こり、王者がダメージをアピールして試合が中断した。レフェリーは、試合続行不可能と判断したもようで、試合前半のため当初は負傷引き分けと発表されたが、その後、修正された。

 2回までの判定は、1回は3者がバラダレス、2回は3者が重岡と五分。重岡は納得のいかない表情で、コーナーで悔し涙を浮かべた。

 重岡はこの試合まで8戦8勝(6KO)。アマチュアで56勝。唯一の敗北は兄の雄大(ワタナベ)との対戦を棄権したもので、事実上「無敗の男」とされるホープ。具志堅用高氏の持つ世界王座13度防衛の日本記録を目標に掲げている。

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