皇治が新大会立ち上げ BreakingDownの「パクり」自虐も「再生数より本気な奴使う」

 CEOになっても「モテてしゃーない」とサイバージャパンダンサーズを両脇にピースサインをみせる皇治CEO(撮影・三好信也)
 CEOになっても「モテてしゃーない」とサイバージャパンダンサーズを両脇にピースサインをみせる皇治CEO(撮影・三好信也)
 初の自主興行となる「NARIAGARI」開催に向け笑顔で会見する皇治CEO(撮影・三好信也)
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 人気格闘家の皇治(33)が15日、ニュースアプリ「スマートニュース」内の格闘技チャンネルで配信される自身の新格闘技大会「NARIAGARI」の立ち上げを発表し、都内で会見を行った。プロアマ問わずチャンスをつかみたい原石を発掘し、この大会で名前を売って将来的にRIZIN、K-1などメジャー団体に上がるきっかけづくりがコンセプトだという。

 RIZINの榊原信行CEOとも相談し、バックアップの約束を取り付けた。「地方には努力してもメジャーの舞台に上がれない選手がいっぱいいる。自分は11年かかって、やっとK-1、RIZINに上がれた。埋もれているヤツを発掘して、夢を追ってる奴らの踏み台になれるような団体になりたい。自分や団体を利用して、1人でも多く羽ばたいていけばいい」と青写真を描いた。

 来年1月実施予定の出場者オーディションも公開予定とあって、朝倉未来がプロデュースする1分間の人気格闘イベント「Breaking Down」をどこか想起させるが、「パクりっすよ(笑)」とおどけて自虐。圧倒的な再生回数と認知度を誇る先達を認めつつ、皇治自身がくすぶっていた時期から人気選手に成り上がった経験をもとに「ブレイキングダウンも素晴らしいと思うが、何も努力していない不良やヤンチャな子たちを有名にしたいわけではなく、真剣に格闘技を盛り上げたいと思っているオタクだろうが、不良だろうが、志の熱い人たちを使っていきたい」と強調した。

 実際に来年2月5日の第1回大会(大阪)に向けてはケンカ自慢だけでなく、空手、キックボクシングなどのアマチュア王者などから応募がきているという。試合勝者には賞金200万円も用意しており、「自分も11年かかったので、必死に格闘技をやっていて食っていけない選手を中心に選んでいきたい。再生数より、本気で売れたい、格闘技で有名になりたい子を選んでいきたい。三桁の賞金を出して、ちょっとでも成り上がるための力になれればいい」と力を込めた。

 現時点ではキックボクシングなど立ち技ルールの3分1ラウンド形式を想定。将来的には総合格闘家の青木真也の協力を仰いでMMAルールも検討しているという。「KOしてナンボ、判定はやめとけよと。どの口で言うとんねんだが(笑)。分かりやすい試合がいいが、俺みたいに泥くさくてもいい。どれだけへこたれても、不器用でも必死に戦っている姿を見せてくれたらいい。勇気を持って臨んでほしい」と、最終的には真面目な口ぶりで出場希望者にエールを送った。

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