38歳の天海ツナミ 世界挑戦者決定戦で成田を10回TKO「ここからがスタート」
「ボクシング・WBA女子世界ライトフライ級挑戦者決定戦」(9日、後楽園ホール)
元世界2階級制覇王者で同級9位の天海ツナミ(38)=山木=が同級10位の成田佑美(33)=姫路木下=に10回TKO勝ち。21年7月に米国でWBO女子世界ライトフライ級女子王座を失ってからの再起に成功し、王座挑戦権を獲得した。
女子の黎明期からトップレベルで活躍し続ける38歳のベテラン天海は、序盤から3連勝中と勢いに乗る成田の豊富な手数を素早く巧みな身のこなしでをかわし、正確なパンチを上下に打ち分けて優位に試合を展開。3回に偶然のバッティングで左側頭部から出血したが、中盤には接近戦に付き合い被弾する場面もあったが、終盤には再び距離を保って多彩なパンチを打ち込み、10回にロープ際で連打を浴びせてストップを呼んだ。
試合後のリング上では「成田選手はリーチもあって気持ちも強くて、最後倒せてよかったです。勝ててホッとしています」と安どの表情を浮かべた天海。再び世界のチャンスを引き寄せ、「ここからが自分のスタートだと思っているので、世界で戦えるよう頑張ります」とファンに誓った。
インタビューでは「もうちょっと早い段階で倒せる余裕ができる実力をつけたい」と課題を掲げた。前戦の敗北後は年齢的なことから引退も考えたが、「自分の気持ちと向き合ったり、周りの方がまだ期待してくれるのを知ると、まだ頑張りたいと思った。まだ上を目指せるという気持ちがどこかにあった」と現役を続行。「世界のトップの人たちと戦って勝つのが目標。応援してくれた方にも違う景色を見せられるかなと思うので、もっと頑張らなきゃな、と思う」と意欲をたぎらせた。
