京口紘人が現役続行を明言 世界3階級制覇も視野 「ライトフライにこだわりない」

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王座を陥落した京口紘人(28)=ワタナベ=が9日、自身のYouTube配信で現役続行を表明した。1日にWBC同級王者の寺地拳四朗(BMB)と2団体王座統一戦を行い、7回TKO負けでプロ初黒星。進退に関し、保留としていた。

 動画では「いろいろ整理した。年齢も今月で29歳になるし、ボクシング人生も長くないな、と思っていての今回の敗戦だった。(試合後の)記者会見では『簡単にまた次、頑張りますとは言えない』と言っていたけど年内はゆっくりして、来年からは最終章じゃないけど、今回の敗戦でいろいろ得たものはありますし、皆さんの前でまた戦う姿を見せたいという思いが強くなった。リングでの姿を見せたいのでまた頑張りたい」と決意を示した。

 ミニマム級と合わせ世界2階級制覇しており、フライ級に転級し世界3階級制覇も視野。「次は階級を上げるのかどうか、ライトフライ級にこだわりがあるかというと特にこだわりはない。そこの明言はまだ分からない」と胸中を語った。

 また、試合後に受けたMRI検査で脳に異常がなかったことを報告。「脳みそはきれい。血液の詰まりとか異常なくきれいですよ。初めてのKO負けでダメージを引きずるかと思ったけど丈夫な体に生んでくれた親に感謝。けがなく無事にリングを下りるのが大事」と、安どした。

 YouTubeのコメント欄は3000件を超え、友人、知人からの励ましも多数。「勝ち続けていた時以上に励ましとか、良かったよ、とかがきてうれしい。結果はだめやったけれど、何か与えられたのかな」と、再起への大きな後押しになった。

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