日本ボクシング連盟 独裁からの脱却、ここからが真の改革

 アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟は、今夏で内田貞信会長(49)が2期目を終える。同連盟は2018年に助成金の不正流用などが指摘された山根明前会長(82)が辞任し、内田会長が後を継いで就任した。

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 内田会長は、意図的に“独善的”な姿勢を貫いているようにも見える。国体の隔年開催から毎年開催へと昇格した経緯を「非常に難しかった。いかにJOCや上部団体の指示を明確に聞けるか。日本スポーツ協会の指示をどれだけ実行できるかだった」と話した。

 各地方連盟は競技人口も環境も違う。会長がお上の言うことを「すべて」とすることで、置き去りにされたと感じる者が出てしまう。その状況を見ながら、何としても「公益法人」という形を先に整えたいのだろう。

 同会長は「前体制では理事会も年間2回だったが、今は年間10回はやっている。話し合いで物事を決めていかなければならない」と改めて強調する。真の改革は、ここから始まるのかもしれない。(デイリースポーツ・船曳陽子)

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