井上尚弥が衝撃の2回TKO勝ち!「やりました!」ドネア返り討ち 日本人初の3団体統一

2回、ロープ際に追い詰めドネアを圧倒する井上尚弥(撮影・高石航平)
TKO勝利を決め、弟の拓真と抱き合う井上尚弥(撮影・高石航平)
布袋寅泰(左)の生演奏で登場した井上尚弥(撮影・棚橋慶太)
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 「ボクシング・WBA・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦」(7日、さいたまスーパーアリーナ)

 WBAスーパー・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(29)=大橋=が、WBC同級王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=と対戦。2回、1分24秒、衝撃のTKO勝ちで日本人初の3団体統一を成し遂げた。

 激闘の末に尚弥が判定勝ちした「ドラマ・イン・サイタマ」と呼ばれる18年11月の前回対戦から約2年7カ月ぶりの再戦。井上が「ドネアも調子よさそうですし、こんなにワクワクする試合は久しぶり」と言えば、ドネアも「超燃えている。最高の自分を見せるよ」と火花を散らしていた。

 両者の言葉通り、ゴング開始から緊張感漂う戦い。1回、仕掛けたのはドネア。左フックを当てたが、井上が盛り返した。

 1回終了間際、井上がクロスカウンターで強烈な右ストレートでダウンを奪い、主導権を握った。2回も攻勢を緩めず、2度、3度とぐらつかせ最後は左フックで一気に試合を決めた。

 試合前の時点で、戦績は井上が23勝(20KO)、ドネアが42勝(28KO)7敗となった。

 井上にとっては「通過点」と位置づけた一戦。目標の4団体統一へ、また一歩前進した。

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