J鶴田追善興行は超満員札止め1588人!川田利明「いまだに最強はジャンボ鶴田」

 ポーズをとる(左から)グレートカブキ、田上、天龍、川田、渕、小橋
 ポーズをとる(左から)グレートカブキ、田上、天龍、川田、渕、小橋
 大森隆男(左)にジャンピング・ニー・パットを見舞う秋山準
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 「プロレス・ジャンボ鶴田23回忌追善興行」(31日、後楽園ホール)

 全日本プロレスで初代三冠ヘビー級王者、日本人初のAWA世界ヘビー級王者となるなどの活躍を見せて“完全無欠のエース”と呼ばれ、2000年に49歳で死去した故ジャンボ鶴田さんの偉業をたたえる追善興行が行われ、新日本プロレス、全日本プロレス、DDTなど10団体とフリーの32選手が熱戦を繰り広げた。

 会場は超満員札止めの観衆1588人の大盛況。全試合終了後には追善セレモニーが行われ、鶴田さんとゆかりの深いザ・グレート・カブキ、小橋建太、渕正信、田上明、川田利明、天龍源一郎らがリング上で天国の鶴田さんにメッセージを送り、タイガー・ジェット・シンのビデオメッセージも上映された。

 鶴田さんと世界タッグ王座を獲得したカブキは「ジャンボはすごかったですね。試合も強かったし、いい選手でした。この日本のプロレスを見守ってください」としみじみ。

 小橋は「鶴田さんがプロレスラーとして、引退した後もすばらしい功績を残されました。人生はチャレンジだ。この言葉は馬場さんから鶴田さんが受け継がれています。僕もチャレンジをしていきたいと思いました。鶴田さん、ありがとうございました」と鶴田さんの教えを受け継ぐことに意欲を示した。

 鶴田さんのキャリア終盤のタッグパートナーだった田上は「鶴さんの思い出と言えば、(自身が)初めて世界タッグ(王座)を取ったときのパートナーでした。そして、プロレスを教えてくれたよき兄貴でありました」と記憶を振り返った。

 故三沢光晴さんと超世代軍を結成し、高く厚い壁であった鶴田さんに挑んでいった川田は「ジャンボ鶴田さんの名前の元にこれだけの人が集まっていただいて感謝しています。そして、いまだに自分の中では最強のプロレスラーはジャンボ鶴田です」と強さを称賛。

 鶴田さんの最大のライバルであった天龍は「ジャンボ、今日はあなたの23回忌、こんなにもたくさんのプロレスファンが集まってくれました。選手一同、精いっぱいのファイトをしてくれました。これからもまた日本のプロレスが発展するように、天国で見守ってください。いつかまた会いましょう」と天国へ呼びかけた。

 最後は全出場選手リングを囲み、10カウントゴングに合わせて黙祷した。

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