新日BOSJ・聖地でコロナ禍以降最多動員!デスペ撃破のリンダマン「うれしいね」
「プロレス・新日本」(24日、後楽園ホール)
ジュニアヘビー級戦士20人がA、Bの2ブロックに別れて争うリーグ戦「ベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニア29」の公式戦が行われ、BブロックのGLEATから参戦しているエル・リンダマンが3戦全勝のエル・デスペラードを破り、トップタイの3勝目を挙げた。
元気あふれるファイトでデスペラードを攻めたリンダマン。終盤にはデスペラードのヌメロ・ドスで長時間捕らえられるも耐え抜き、最後はデスペラードの必殺技ピンチェ・ロコを2度切り抜けて、素早くドラゴンスープレックスとタイガースープレックスを連発して3カウントを奪った。
マイクを持ったリンダマンは外部との戦いを望んでいたデスペラードに対し、「とっとと帰れ、バカ野郎。いいか、プロレスのリング上はメインで勝ったヤツが締めるって相場は決まってるよな。アイツの役割は、オレの名前を出してスーパージュニアに呼んだ時点でもう終わりだ」と挑発。だが、デスペラードが去ると、「目の前で言うのは恥ずかしかったから言わなかったけど、デスペラードが呼んでくれたおかげで今ここにいるよ。本当にありがとう」と感謝した。
この日の観客動員は新日本の後楽園ホール大会では3月18日以来今年2度目の1000人超えとなる1215人で、20年3月にコロナ禍の規制が始まって以降では最多となる久々の盛況。「今日もいっぱいのお客さん、うれしいね」と喜ぶと、「リンダマンがベスト・オブ・ザ・スーパー・ジュニアの主役になるということを、みんな今日分かったよな。今からやる『GLEATしようぜ』は練習だ。本番は6月3日の決勝に残しといてやるからな。みんなでGLEATしようぜ」と優勝を宣言し、所属団体の決めゼリフを絶叫した。