東洋太平洋Sフェザー級戦 矢吹の弟・力石「完全にKO」50戦目の渡辺「勝って締める」

 「ボクシング・OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦」(15日、墨田区総合体育館)

 前日計量(上限58・9)が14日、都内で行われ、同級6位の力石政法(27)=緑=は58・8キロ、同級3位の渡辺卓也(33)=DANGAN AOKI=は58・9キロでともに1回目でパスした。

 力石は前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29)=緑=の弟。デビュー3戦目で同級5位の坂晃典(仲里)に初黒星を喫してから8連勝で初のタイトルマッチにたどり着いたが、「強いこだわりはない。僕の階級は世界とかは難しい階級なので、とりあえず国内トップの選手を圧倒できて、世界で戦える実力があるとみんなに思ってもらえることがタイトルよりも重要」とこの一戦の意義を語った。

 王座を奪取した先については、「戦うべき日本人がいる」と、坂、坂に勝利した同級1位の木村吉光(志成)らを挑戦者と想定する防衛戦を挟んでからの海外進出を思い描く。今回が50戦目のベテラン渡辺について「普通にうまい。特筆するものはないですけど、実績はある」と評し、「完全にKOして、次のことを考えます」と完勝を義務づけた。

 対する渡辺は節目の試合がタイトルマッチとなり、「より挑戦者らしく戦いたい。節目の50戦目なので勝って締めたい」と意欲。力石については「もっと大きいイメージをしていましたが、同じぐらい」と話し、「しっかり12ラウンド戦う準備はしてきましたけど、1ラウンド1ラウンド全部出し切るつもりで戦っていこうと思います」と奮闘を誓った。

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