RIZIN初陣の笠原友希 飛び膝蹴りで衝撃KO 6月東京Dで芦沢竜誠戦アピール

 「RIZIN.34」(20日、丸善インテックアリーナ大阪)

 シュートボクシング日本スーパーフェザー級王者の笠原友希(20)=シーザージム=が、キックボクシングルールで元氣(楠誠会館)と対戦し、1回2分24秒、飛び膝蹴りでTKO勝利を飾った。RIZINでの初陣で強烈なインパクトを残し、6月の東京ドーム大会での参戦をアピール。「僕の希望だが、芦沢(竜誠)選手とやったら面白いと思う」と意欲を燃やした。

 笠原は長い手足を生かした攻撃を効果的に決めた。1ラウンドの2分過ぎ、パンチを効かせて、ぐらついた相手の顔面に飛び膝蹴りをヒットさせた。その勢いで自身がロープを乗り越えるほどの強烈な一撃で相手をKO。「大きい舞台は初めての経験だったが、冷静に戦えて、KOで倒せてホッとしています。狙っていた技で倒せてインパクトが残ったかなと思うし、上の選手にも負けないくらい(の試合内容で)食らいつけたかな」と喜びをかみしめた。

 20年7月にはRISEで那須川天心に完敗しているが、成長を示した20歳。那須川とK-1王者の武尊が夢の頂上決戦を果たす6月の東京ドーム大会への参戦をアピールだ。「同じ会場で僕も試合したい。僕の希望だが、芦沢選手とか僕とやったら面白いと思う。K-1選手が何人出るか分からないが、どれくらいの実力かファンの皆さんも見たいと思う。芦沢選手の階級僕しかいないし、やんちゃなイメージで僕と真反対。体型も似ている。面白いかなと」とぶち上げた。

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