リベンジ成功の朝倉未来に重圧 悪夢告白「3日前でも落ちていないという」減量苦

 斎藤裕を攻める朝倉未来(撮影・金田祐二)
 斎藤裕を押し倒す朝倉未来(撮影・金田祐二)
 斎藤裕を攻める朝倉未来(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 朝倉未来(トライフォース赤坂)が前RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)と対戦。1年ぶりの再戦は判定決着となったが、朝倉が3-0で完勝した。

 今回も一進一退の接戦となったが、第2ラウンドに朝倉の強烈な右フックで斎藤がぐらつくと、左フックも重ねてテイクダウン。第3ラウンドもグラウンドでコントロールしながら鉄槌や膝蹴りを食らわせ、判定ながら完勝した。

 朝倉は試合後、冷徹な表情を少し緩めながら「強気な性格だが、毎日悪夢を見るくらいの重圧とかプレッシャーに耐えて勝つことができてうれしい。死んでも負けたくないっていう気持ちで戦いました」と安どの表情を浮かべた。

 登録者が200万人を超えるYouTubeチャンネルでも常に冷静沈着のカリスマだが、珍しくナーバスな素顔をのぞかせた。

 約1カ月前に対戦が決まった時点では76キロを超えており、短い期間で極限の減量を課した。食事制限や厳しいトレーニングで心身に負荷が掛かる中、「格闘家にとって計量失格は失格だと思っているが、3日前でも落ちていないという夢を見た」と人知れない苦悩があったという。大会も100%勝つと自信を強調していたが、「これ以上できないくらい努力していたんで。自分に言い聞かせていた」と半ば暗示を掛けるように強気に振る舞っていたと明かした。

 「斎藤選手は強かった。お互いに短い期間でのオファーでやってくれたので感謝したい」とホッとした様子。来年に向けては「とりあえずフェザー級の頂点に立ちたい」と言い、6月に敗れたクレベル・コイケとの再戦にも意欲を示した。

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