カシメロの王座をWBO認める発表 4団体統一目指す井上尚弥の“対抗王者”

 世界ボクシング機構(WBO)は23日、バンタム級世界王座を、ジョン・リエル・カシメロが保持していると結論づけたと発表した。

 カシメロは11日に予定されていたポール・バトラーとの防衛戦で、前日計量を欠席。防衛戦は中止となり、WBOは正式な診断書や、医療的な根拠を10日以内に提出するようカシメロ側に求めていた。

 WBOの結論はカシメロの王座維持。プロモーターの「プロベラム」には、15日以内にバトラーとの試合を再び設定(リスケジュール)するかどうかを決めるよう求めた。

 WBOが公表した文章には、カシメロが提出した診断書などの医学的な根拠は、正式なものとして認めるとし、バトラー戦を回避した理由が「ウイルス性の胃炎」であったとする趣旨の記述がある。

 バンタム級は、日本の井上尚弥がWBAとIBFの王座を保持しており、4団体統一を目指す井上にとって、カシメロは対抗王者となる。WBC王者はノニト・ドネアで、今月、同団体の暫定王者だったガバリョとの統一戦にKO勝利している。

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