RIZIN 堀江が中田とのフェザーの有望株対決制し3連勝「ありがとう。以上!」
「RIZIN・TRIGGER 1st」(28日、神戸ワールド記念ホール)
セミファイナルMMAルール68キロ契約5分3回では、堀江佳功(26)=ALLIANCE=がRIZIN初参戦の中田大貴(25)=和術慧舟會HEARTS=に3-0の判定で勝利。RIZIN3連勝を決めた。
ともにパンクラスを主戦場とするフェザー級有望株の対戦。1回は堀江は左ジャブをタイミングよく突き刺しながら中田の打撃を見切って優位に試合を進め、左ボディー、ワンツーなど多彩なパンチを次々とたたき込んで中田の顔面を鼻血で真っ赤に染め上げた。
2回も堀江のパンチが次々と顔面を捉えたが、中田はひるまずプレッシャーをかけ続けた。すると、堀江は片足タックルからテークダウンさせると上に乗って攻めるが、中田の下からの抵抗を崩しきれず、この回を終えた。
3回。プレッシャーを強めて手数を増やす中田に対し、堀江は2度、3度とテークダウンに成功するが粘る中田を攻めあぐねる。そして、堀江に次第に疲れが見え始めると次第に中田がペースをつかみ、終盤には中田が背後を取ったところで試合終了。堀江が逃げ切って勝利をものにした。
RIZINフェザー級は人気者の朝倉未来(トライフォース赤坂)、未来との決定戦を制して初代RIZIN同級王者となった斎藤裕(パラエストラ小岩)、斉藤から10月に王座を奪った現王者の牛久絢太郎(K-Clann)、さらにはRIZIN4連勝中のクレベル・コイケ(ブラジル)ら群雄が割拠する戦国時代。ここに殴り込みをかける期待もあったが、内容が接戦だったこともあってか、試合後のマイクでは「ありがとう、以上!」と叫ぶだけで、多くは語らなかった。