スターダム・詩美が舞華撃破でV9!朱里と12・29両国で時間無制限の決着戦

 舞華(下)を攻める林下詩美
 舞華(下)にドロップキックを決める林下詩美
 9度目の防衛を果たした林下詩美
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 「プロレス・スターダム」(27日、国立代々木競技場第二体育館)

 ワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美が舞華の挑戦を退けて9度目の防衛に成功した。

 同じ柔道出身で、詩美をライバル視する舞華。戦いは柔道の乱取りのような攻防から、雪崩式ブレーンパスターンの応酬、舞華が変型サイドバスターの炎華落とし、詩美がコウモリ吊り落としを繰り出すなど、大技が飛び交う激闘へと発展した。

 そして20分を過ぎ、両者がダブルノックダウン状態となるなどダメージが蓄積する中、詩美がジャーマンスープレックス3連発、トーチャーラックボムでたたみ掛ける。舞華も粘ってドロップキックで抵抗するが、最後は詩美がハイジャックボムでねじ伏せた。

 5★STAR GPで敗れた雪辱を果たした詩美はマイクを持つと「お前とはもう何回もシングルしてるよな。本当に強くなったよ、お前」と舞華を称賛。「この3年間、私のことを追いかけてスターダムに来たんだろ。本当に林下詩美のことが好きなんだな。まだまだ私の背中追い続けろよ。何回でも受けて立ってやるよ」と呼びかけた。

 そして、この日に同王座挑戦権利証を防衛し、12月29日の両国国技館大会で挑戦することを誓い合っている朱里を呼び出し、「お前との約束、ちゃんと守ったぞ」とアピール。2人は詩美の6度目の防衛戦でも対戦して30分時間切れとなり延長戦でも13分19秒戦って両者KO、9月の5★STAR GP公式戦でも20分時間切れ引き分けと決着が付いておらす、続けてマイクを持った朱里が「私はこの日を待っていた。林下詩美、今度こそ、時間無制限で決着を付けよう」と提案すると、詩美は「望むところだよ。私たちは63分も試合やって私は勝てなかったし、アナタは私に勝てなかった。12月29日、両国は年内最大の最終戦をやりましょう」と快諾した。

 バックステージでの詩美は「舞華から9度目の防衛成功しました。舞華とはこれで3年間で6回もシングルマッチやってるんだけど、舞華、本当にスターダムに来て強くなったよ。私はこれまで2回も負けてるし、今日だって本当に危うい場面何回もあったけど、まだまだあのベルト渡すわけにはいかないから。舞華にはまだまだ私の背中を追いかけてもらって、これからまた何回でもアイツとは試合ができたら何と思います。すごく楽しかった」と充実の表情。そして、朱里との決戦へ「ようやくまた戦える。しかも両国という年内最終戦、大きな舞台で、約束ちゃんと守りましたよ。ここまでベルト守り抜いた。2021年の、ここまでの林下詩美のすべてを出し切って、最高の試合でこの年、林下詩美が締めくくりたいと思います」と意気込みを示した。

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