「プロレス・新日本」（１８日、横浜武道館）

　２０選手がＡとＢの２ブロックに別れて争うシングルリーグ戦「Ｇ１クライマックス」のＡブロック最後の公式戦４試合が行われ、勝ち点１２で首位を鷹木信悟、ザック・セイバーＪｒ．と並走していた飯伏幸太とＫＥＮＴＡの直接対決で飯伏が勝利し、鷹木信悟が両者リングアウト、ザックが敗れたため４大会連続の優勝決定戦進出を決めた。

　飯伏はＫＥＮＴＡの場外ラフファイトと厳しい打撃で大苦戦。そこから、ＫＥＮＴＡはイスで殴打し、飯伏は場外の机に寝かせたＫＥＮＴＡにプランチャーを放つなど大激闘に発展する。終盤、飯伏は必殺のカミゴェを放つもカウント２で返され、ブサイクへのヒザ蹴りなどで反撃されたが、最後はＫＥＮＴＡのｇｏ　２　ｓｌｅｅｐをかわして後頭部へのカミゴェ、正調のカミゴェを連発して３カウントを奪った。

　マイクを握った飯伏は「ＫＥＮＴＡさん、いろいろ付き合ってくれてありがとうございます。そして、優勝するチャンスをつかむことができました。これで４度目の優勝決定戦、そして、そのチャンスをボクは絶対逃さない。３連覇してみせます」とファンに宣言。インタビューでは疲労とダメージで倒れ込みながらも「まだ終わってない。こういう言葉使いたくないけど、本当に限界突破したんじゃないかと思ってますけど、まだ終わっていない。４度目、優勝決定戦、３回目の優勝必ず守るから。Ｂブロック誰が上がってくるんですか。待ってますから」と険しい表情で話した。