新日本・ケイオスが6人王座V9!YOSHI「すごい成長させてもらった」

 「プロレス・新日本」(10日、横浜武道館)

 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合が行われ、王者の後藤洋央紀、石井智宏、YOSHI-HASHIのケイオス3人組がロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の内藤哲也、SANADA、BUSHI組の挑戦を退け、自身が持つ最多防衛記録を更新する9度目の防衛に成功した。

 ケイオス組は5度目の防衛戦以来のLIJ組との再戦。36分超の熱戦は終盤、石井が内藤のコリエンド式デスティーノからBUSHIのMXで追い込まれたが3カウントを許さず。激しい攻防からケイオス組はBUSHIを捕らえ、最後は石井がスライディングラリアットからの垂直落下式ブレーンバスターでトドメを刺した。

 試合後、マイクを握ったYOSHI-HASHIは「LIJの3人、リマッチって言ったけど、すげえ楽しかった。そしでBUSHI、マスクかぶってたけど、お前の素顔が分かるくらい気持ち伝わってきたよ」と挑戦者の健闘を称賛。そして、9月5日のメットライフドーム大会で予定される、後藤と組んで内藤、SANADA組とともに王者のザック・セイバーJr.、タイチ組に挑戦するIWGPタッグ選手権試合3WAYマッチへ向け、「IWGPタッグのベルトを、オレと後藤さんがいただきます。IWGPのタッグをいただくときは一瞬。そして、このNEVER6人タッグベルトを防衛し続けるのは永遠だ」とアピールした。

 インタビューでのYOSHI-HASHIは「石井さんと後藤さんとベルトを巻いてから、すごいオレ自身成長させてもらって、なにより信頼関係っていうか、そういうのがすごい。ロスインゴ、挑戦したけど、オレたちの信頼関係というか絆には勝てなかったってことだから、その証しが今日のベルト」とトリオの成熟を実感。「メットライフドームで2冠になる。息もぴったりだから」と再度IWGPタッグ王座獲りに意欲を示すと、後藤も「見えてるな」と同調した。

 続けてYOSHI-HASHIは「まだ出していないこともあるし、チャンス見て、アイツらのド肝を抜いてやろうと思っている」と秘密兵器の存在を示唆。後藤も「オレたちの底力はまだまだこんなもんじゃなえよって。オレたちの伝説はこんなとこでは終わらない」と、鼻息荒く宣言した。

 一方、リベンジに失敗した内藤は「言い訳のしようがない。強いチームだよ」と敗北を受け入れ、「それにしても、あの3人の試合は楽しいな。楽しい相手とは何度でもやりたくなってしまうもんなんだよ」と、3度目の対戦に興味。「今日のタイトルマッチを戦うまで、ずーっと思っていた。石井がいなきゃ大したチームじゃないって。でも、YOSHI-HASHI、後藤組っていうのはすごく息の合ったチームなんだなって、考え方が、見方が変わったかな。そういう意味で、3WAYで行われるタッグの選手権試合、より楽しみになったかな」と、ライバルを評価した。

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