新日本・タイチ&ザック、内藤組から奪回!タッグ戦線は後藤&YOSHI加え三つ巴に

 SANADAを攻めるタイチ 奥は内藤哲也
 タイチ、ザック・セイバーJr.組に敗れ悔しがる内藤哲也
 SANADAを攻めるタイチ(左)と内藤哲也を攻めるザック・セイバーJr.(右)
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 「プロレス・新日本」(25日、東京ドーム)

 IWGPタッグ選手権試合が行われ、前王者の“デンジャラス・テッカーズ”タイチ、ザック・セイバーJr.組が王者の内藤哲也、SANADA組に勝利し、7月11日以来の王座奪回に成功した。

 ザックが痛めている左ヒザを集中攻撃されて苦しい戦いが長時間続いた挑戦者組。30分過ぎにはザックが内藤のエスペランサを浴び、雪崩式フランケンシュタイナーを見舞われるピンチに陥ったが、ザックはうまく転がって三角締めで切り返し、タイチもSANADAを聖帝十字陵で捕らえて反撃した。

 そこから4人が入り乱れる混戦となり、ザックは内藤をザックドライバーでマットに突き刺すが、ヒザの痛みでフォールには入れずダブルダウンに。だが、ザックはレフェリーのカウントを止めさせて、試合続行をアピールした。その後はまたも4人が激しくやりやり合う混戦となったが、タイチが内藤に白鵬式かち上げエルボーをたたき込み、ザックが強烈なサッカーボールキックで追い打ち。内藤もバレンティアを繰り出して抵抗し、必殺デスティーノを狙ったが、ザックはうまくヨーロピアンクラッチで丸め込み、37分超の熱戦にピリオドを打った。

 そして試合後、NEVER無差別級6人タッグ王座を保持する後藤洋央紀とYOSHI-HASHIがリングに登場。内藤とSANADAともみ合いを演じる間に新王者組は退場し、後藤とYOSHI-HASHIは無言で内藤、SANADAと視殺戦を展開した。

 2週間で王座を取り返し、タイチは「ほら、言った通り戻って来ただろう。やっぱり内藤&SANADAよりデンジャラス・テッカーズが一番なんだよ。2週間チャンピオン、約束通りの2週間だけ預けてあげたよ」と大威張り。ザックは「2週間だけのチャンピオンとは言え、ベルトの価値は間違いなく上がった。このタイトルマッチがここまでメディアに取り上げられたのは内藤のネームバリューがあってのことだ。2週間限定のチャンピオン、礼を言うよ」と皮肉交じりに感謝した。

 そこにまたも後藤とYOSHI-HASHIが登場。後藤が新王者組に「リングで言った通りだよ。次はオレたちが挑戦するぞ」と詰め寄ると、タイチは嫌悪感を示しながら「何に?内藤&SANADAに?さっきもみ合ってたじゃん。NEVER6人タッグ王座6人タッグやるんじゃないの」と言い返した。そこから4人で長時間の口論となった末、タイチが受諾と引き替えに、NEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦することを要求し、双方が合意した。

 すると、内藤とSANADAまで登場。タイチとザックのダイレクトリマッチ要求を受け入れたことから、再度のリマッチを要求。ザックとタイチはこれも渋々受け入れ、タイトル戦線は三つどもえの争いに突入する見通しとなった。

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