新日本・NJC初戦敗退の小島、IWGP統一に意見も「負けた人間に言う資格ねえ」

 「プロレス・新日本」(4日、日本武道館)

 優勝者がIWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太に挑戦する権利が与えられる30人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」が開幕。1回戦2試合が行われ、50歳のベテラン小島聡はジェフ・コブに敗れた。

 パワーファイター同士らしく、2人は序盤から激しい肉弾戦を展開。小島は久しぶりのシャイニングウィザード、エプロンサイドでのDDT、垂直落下式ブレーンバスターなどの大技を繰り出すも、怪力コブを崩しきれず。終盤には腕のサポーターを外してラリアットの相打ちを制し、追撃のラリアットを狙ったがコブに体を受け止められ、ツアー・オブ・ジ・アイランドで仕留められた。

 試合後のコブは「小島、今日のところは正直にお前の力を認める。お前は強かった」と認めながらも、「だが、お前はもう過去の人間でであり、オレは未来だ」と勝ち誇った。次戦は昨年優勝者で2回戦から出場のEVILで、「ロス・インゴ(ベナブレス・デ・ハポン)でもバレットクラブでも、どのユニットに所属していようがどうでもいい。ただぶっつぶしてやるだけだ」と予告した。

 敗れた小島は、IWGPヘビー級王座と同インターコンチネンタル王座が統一されて同世界ヘビー級王座となったことに触れ、「さまざまな意見がある中で、オレも思うところがいっぱいあって、それを言おうと思っていた。だけど、負けた人間にはもう何も言う資格はねえんだよ」と悔しさいっぱい。「今日勝って、その後優勝して、IWGPのベルトに挑戦できるときに始めて言う権利があるんだよ、こういうことは。今の弱っちいオレには何一つ発言する権利がない。だから、発言したければ、もっと強くなるしかねえんだよ」と自分に言い聞かせた。

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