武居、木村に“完勝” 3月プロボクシングデビュー
「チャリティーボクシングイベント・LEGEND」(11日、代々木競技場第一体育館)
現役世界王者、アマチュアの東京五輪代表らが3分3回のスパーリング形式で対戦した。
元K-1ワールドGPスーパーバンタム級王者で3月にプロボクシングデビューする武居が、元WBO世界ライトフライ級王者の木村を圧倒する戦いでファンを驚かせた。
K-1時代からボクシング技術に定評のあった武居は、初回から相手のプレッシャーを軽やかな足さばきでいなしながら、鋭く伸びるパンチを上下に打ち分けて優位に戦いを展開。ダウンや決定的な場面はなかったものの、最後まで手数で勝り続けた。
「イメージ通り、すごい気持ちが強くて、ガンガン前に出て、階級差があるのに、いい経験ができました」と武居。「デビュー前にこうした形でやらせてもらって。自信になる。世界チャンピオンまでまだまだ遠いんですけど、頑張って目指していきたい」と目を輝かせた。
一方の木村は「武居選手、強かったです。さすがにK-1王者だと思いました。判定をつけたら普通に負けていると思います」とその実力を認めた。