シバター「タップあった」と恨み節…ドロー判定も勝利に変更 勝ったら1000万円?

HIROYAの強烈なパンチを受けるシバター(撮影・金田祐二)
ゲスト解説の席に着く清原和博氏(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.26」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 大みそかに初参戦した人気ユーチューバーで格闘家のシバター(35)がまさかの健闘を見せた。元Krush65キロ級王者のHIROYA(トライハードジム)と特別ルールで対戦し、2回引き分けだった。その後、主催者側により一本勝ちに変更された。

 対戦相手は「X」として試合当日まで発表されていなかったが、キックボクサー相手にダウンを奪うなど見せ場をつくり、試合後のリング上では「次はメイウェザーだ!」と怪気炎を上げた。

 シバターは同じくユーチューバーのヒカル、てんちむの「炎上軍」を引き連れて入場。1回はキックボクシングルールで、プロレスさながらのロープワークや挑発ポーズ、浴びせ蹴りなどを披露。ここからボコボコにされると思いきや、耐えしのぐと、ラウンド終了直前にはカウンターのパンチで逆にダウンを奪って沸かせた。

 MMAルールの2回は、寝技に引き込んで腕ひしぎ十字固めで捕らえた。決めが甘く一本勝ちのチャンスは逃したが、見せ場はつくった。惜しかった十字固めの場面について「(HIROYAに)タップらしき動きがあったけど、レフェリーが止めてくれなかった。(さらに決めようと)ずらしたら抜けちゃった。タップらしき動きがあったと思いますよ」と恨み節を唱えつつ、「元々十字が武器なので、得意技は出せたかなと思う」とさわやかな汗をぬぐった。

 ただ、試合前の控え室でヒカルから「勝ったら1000万円、負けたら丸刈り」という約束をしていたといい、「バリカンも用意していたのでガチですよ。腕十字でタップらしき動きがあって『1000万だー!キターーー!」と思ったらいつの間にか抜けてました」と苦笑いしていた。

 初参戦のRIZINで「自分らしさは出せたと思う」と納得の表情。この日は選手モードだったが、「ちゃんと総合格闘技をやっていたというのを見せられた。きれいな試合ではなかったが、16年間やってきて、ロープワークをしたり、ラリアットしたり、いつもこういう戦い方だった。それができた」と胸を張った。

 今後に向けても、「これをきっかけに毎年大みそかに呼んでいただきたい。控え室で動画挙げて、YouTubeの再生数につなげたいですね」と語った。

 主催者は試合後に2回にシバターが腕十字固めに入った際にHIROYAがタップしていたとして、2回2分38秒アームバーによる一本勝ちと変更されたと発表した。(18時8分加筆修正)

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