新日本・オカダ、前哨戦でオーカーンに敗北も余裕「“母親”は出る幕じゃねえ」
「プロレス・新日本」(23日、後楽園ホール)
11月7日のエディオンアリーナ大阪でグレート-O-カーンと一騎打ちするオカダ・カズチカがタッグの前哨戦で敗れた。
オカダはゲイブリエル・キッドと組んで、「兄」と呼ぶオカダを裏切って新ユニットのジ・エンパイア結成したウィル・オスプレイと組んだオーカーンを迎撃。オスプレイのガールフレンド、ビー・プレストリーの介入にも悩まされながらキッドが孤立するなど苦戦した。
そして終盤、キッドがオーカーンに裏ブレーンバスターでマットにたたきつけられると、オカダがカット。だが、オカダはオーカーンにアイアンクローを見舞われ、さらにオスプレイのフライングエルボーで排除されてしまい、最後はキッドがオーカーンにアイアンクロースラムのエリミネーターで葬られた。
敗れたものの、試合後のオカダは余裕の表情。「いいねえ、オカーン」と意図的に、オーカーンの名を、決戦の地である大阪の方言で母親を意味する「おかん」に近い形で呼び、「オレとオスプレイの兄弟げんかにオカーンは必要ねえんだよ。母親は出る幕じゃねえってことよ。大阪、覚悟しとけよ、この野郎」と挑発。続けて、「オスプレイ、てめえもだ。いつまでも優しいオカダさんだと思ってんじゃねえぞ、この野郎」と予告した。
一方のオーカーンは「オカダ、貴様を支配するまで存分に調理してくれる」と絶叫。オスプレイは「どうだ、グレート-O-カーンの力を見たか。この2年間、イギリスのリングで戦った相手を1人残らず倒してきたモンゴリアンスターだ。オレはコイツを一目見たときから新日本マットに連れてこないと行けない逸材だと思った。グレート-O-カーンが新日本の未来のトップに立つ。(女子プロレス団体)スターダムはビー・プレストリーが、イギリスのプロレス界はグレート-O-カーンが制覇してくれた。そうしてオレたちのエンパイアを築き上げていく」と豪語した。