RIZIN・那須川、KO逃すも皇治に圧勝!キックは残りわずか「夢を持って前に」

皇治(右)に膝蹴りを見舞う那須川天心=さいたまスーパーアリーナ
3枚

 「RIZIN.24」(27日、さいたまスーパーアリーナ)

 キックボクシングRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=が、立ち技格闘技K-1を離脱してRIZIN初参戦を果たした皇治(31)=TEAM ONE=とキックボクシングルール58・5キロ契約3分3回戦で対戦し、3-0の判定でキックボクシング(36勝)と総合格闘技(4勝)を合わせてデビュー40連勝とした。

 7月のRIZIN参戦発表時から挑発を続けてきた皇治を迎え撃った那須川。“キックボクシングの神童”と元K-1トップスターのドリームマッチは、那須川が優位に試合を展開。初回から気合あふれる表情で鋭いワンツーを突き刺して左目上から出血させ、左フックでぐらつかせる。さらにプレッシャーをかけ、手数の出ない皇治をノーガードで挑発。空振りに終わったが胴回し回転蹴りも繰り出した。

 2回も那須川が優勢。開始早々に右フックを浴びたものの、その後は左フックを2度、3度とヒットさせ、左の飛びヒザ蹴りも2発繰り出した。

 3回には右ストレートを浴びて下がる場面があったものの、ワンツーを次々とヒットさせる。そして、左の飛び膝蹴り、胴回し回転蹴り、バックブローなどの多彩な攻撃を展開したが、最近9年間でKO負けがないタフネスを誇る皇治を倒しきれずにゴング。判定で3者ともフルマークの圧勝を収めた。

 試合後はリング上で「試合前からちょっとあおられたりしてムカついていたんですけど、なかなか格闘技界にいない存在で、応援団もたくさんいましたし、熱いファイトをして、勝ててよかったです」と話した那須川。「打たれ強かったので、もうちょっと冒険して打ち合ってもよかったかなと思いました」と振り返った。

 敵なしの快進撃を続ける那須川はかねてからボクシング転向を示唆しており、先日のテレビ番組では、「(キックボクシングは)残り10(戦)は絶対にやらない」と明言している。最後には「11月、12月には試合をすると思う。夢を持つことが大事、夢を持って前に進むことが大事」とファンに訴えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス