白井・具志堅ジム閉鎖 具志堅氏「情熱を持って選手の指導にあたるには難しい年齢」

 比嘉大吾(左)のスパーリングを見つめる具志堅会長(右)=2017年5月、白井・具志堅スポーツジム 
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 ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏(64)が会長を務める白井・具志堅スポーツジムは6日、7月31日でジムを閉鎖すると発表した。同ジムは1995年に日本人初の世界王者である白井義男氏を名誉会長、具志堅氏を会長に設立。元WBC世界フライ級王者の比嘉大吾(24)らを輩出した。

 断腸の思いで25年に渡ったジムの歴史に終止符を打つ。具志堅氏はジムの公式サイトで、「気力・体力ともにこれまでのように情熱を持って選手の指導にあたるには難しい年齢になったこともあり、ここが潮時と決断致しました」と閉鎖理由を説明。元WBA世界フライ級暫定王者の江藤光喜(32)ら所属選手については「最後まで責任をもって移籍先を見つけます」とした。

 設立当時、東京都渋谷区にあったジムは2002年に現在の杉並区に移転。12年7月に山口直子がWBA女子世界スーパーフライ級王座に就き、17年5月には比嘉がWBC世界フライ級王座を獲得し、念願の男子世界王者を誕生させた。しかし比嘉は18年4月の3度目の防衛戦で計量に失格。日本の世界王者としては初の計量失格となり王座をはく奪された。20年2月に再起したものの、同ジムとの契約を更新せず、3月11日付で同ジムを離れた。

 6月26日で65歳を迎える具志堅氏は最後に、「今後は私にできることがありましたら、別の形でボクシング界に携わらせて頂ければと思っております」と結んだ。

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