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全日本・諏訪魔、7度目の三冠奪取 自粛要請下で「世界一清潔なプロレスもいい」

 宮原健斗(下)を破った諏訪魔=後楽園ホール
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 「プロレス・全日本」(23日、後楽園ホール)

 三冠ヘビー級選手権試合が行われ、挑戦者の諏訪魔が王者の宮原健斗の史上最多を更新する11度目の防衛を阻み、史上最多となる7度目の王座奪取を果たした。

 この一戦を「全日本の顔を決める戦い」と位置づけて闘志を燃やす諏訪魔は、上回るパワーと体格を生かしたダブルチョップやラリアットなどの厳しい打撃、投げ技などで宮原を圧倒。終盤には宮原のヒザ蹴りブラックアウトの連打、エプロンサイドでの脳天くい打ちなど気迫あふれる反撃に追い込まれたが、最後はフィニッシュ技シャットダウンスープレックススープレックスホールドを脱出し、かんぬきスープレックス、ラリアット、岩石落とし固めをたたみ掛けて、31分超の激闘にピリオドを打った。

 試合後、マイクを握った諏訪魔は「三冠ベルト獲ったぞ、オイ!」と絶叫。「今日の対戦相手だった宮原、やっぱ強えな。きょうはどっちが全日本の顔か決める試合だったけど、宮原、お前、全日本プロレスだよ」と前王者を称賛した。

 石川修司と保持する保持する世界タッグ王座(PWF世界タッグ王座とインターナショナル・タッグ王座の統一王座)と合わせて5冠を達成したことで、「これからは、全日本プロレスの象徴として活躍していきたいと思う」と誓い、4月6日に開幕するシングルリーグ戦「チャンピオンカーニバル」へ向けて、「優勝するのはこのオレだよ」と宣言した。

 そこに、ゼウス、石川修司、KAIらチャンピオンカーニバル出場選手が次々とリングに上がり、それぞれがマイクを奪い合って優勝を宣言。最後に再びマイクを握った諏訪魔は、盟友の石川との“究極の五冠戦”を熱望し、全日本が2年後に50周年を迎えることで、「全日本プロレスという看板を盛り上げて、50周年を成功に導きたいと思います」と決意した。

 26日ぶりに開かれた今大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため政府から大規模イベント自粛要請が出されている中で、来場者のマスク着用要請、検温、消毒、紙テープ禁止など対策を徹底し、1213人の観衆を集めて決行。「全日本プロレス、他のスポーツも緊急事態だと思う。そんな時だからこそ、オレはプロレスを通じて守っていきたいと思うし、みなさんも元気になっていきたいと思うのは分かる」とマスクを着用した観衆に呼びかけ、「五冠になったオレは全盛期だ、オイッ!」と決めゼリフを合唱した。

 バックステージでも新型コロナウイルス問題に触れ、「お客さんが全員マスクをしていると声も出にくくなっちゃう。それでもみんなプロレスを見たい。じゃあその期待に応えるしかオレにはねえんだ。みんな予防して、『全盛期だ、オイッ!』なんて、世界一清潔だよ。世界一清潔な締め方したよ。世界一清潔にやるプロレスもいいじゃん。マスク越しの声援で貴重なことだったな。気持ちは今日は最高だったんじゃないか」と胸を張った。

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