アマ8冠の中垣がプロ転向!世界王者に「2年でなりたい」

 ボクシングの大橋ジムは19日、横浜市内で会見を開き、アマチュア8冠の中垣龍汰朗(20)が同ジムからプロデビューすると発表した。3月11日にB級テストを受け、5月28日にデビューする予定。

 中垣はアマチュアで82勝(19RSC)15敗の戦績を残し、宮崎・日章学園高時に、アジアジュニア選手権52キロ級、高校総体ライトフライ級、同フライ級、国体フライ級(2度)、カザフスタン国際トーナメント・フライ級、全国選抜フライ級、アジアユース選手権フライ級を制したサウスポー。東京五輪を目指していたが国内予選で敗れ、24年パリ五輪も考えたものの、「4年という時間はすごく長く感じた」と、昨年12月に東農大を2年で中退してプロ入りを決めた。

 大橋ジムを選んだのは、WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥ら有力選手が多く所属し、「身近で練習を見たり肌で感じたりすることが成長につながると思った」と説明。自身の武器を「スピード、距離感、得意なパンチは左」と話し、「(元WBC世界バンタム級王者)長谷川穂積さんのようなキレイなカウンターで倒すボクシング」にあこがれている。

 大橋秀行会長は「必ず世界チャンピオンになれる素質の持ち主」と期待。自身は世界王者への青写真を「最短で行きたい。2年ぐらいでなりたいと思っている」と描いた。

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