井上尚弥「ボクシングの本場」ラスベガスの試合会場はビッグマッチ多数
ボクシングの大橋ジムは31日、都内で会見を開き、WBA・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(26)=大橋=が、現地時間25日(日本時間26日)に米国ラスベガスでWBO世界同級王者ジョンリール・カシメロ(30)=フィリピン=と3団体王座統一戦を行うと発表した。
井上は19戦19勝(16KO)。昨年11月に米興行大手のトップランク社と契約しており、この試合が本格的な米国デビュー、初のラスベガス上陸となる。一方のカシメロは33戦29勝(20KO)4敗。世界3階級を制覇している。
試合会場となるマンダレイ・ベイ・リゾート&カジノは00年前後のスーパーファイトの中心地。メイウェザーやレノックス・ルイスなども試合を行っている。99年9月18日には、WBC・IBF世界ウエルター級統一王座戦、デラホーヤ対トリニダードのビッグマッチも組まれた。
日本のジム、選手絡みでは07年7月21日、WBC暫定フェザー級、オスカー・ラリホス対ホルヘ・リナレス。15年11月21日、WBCスーパーフェザー級、三浦隆司対フランシスコ・バルガス。17年12月9日、IBFスーパーフェザー級、尾川堅一対テビン・ファーマーに続いて4度目となる。
井上は「ラスベガスでの3団体統一が決まり、正直、今の気持ちはすごくワクワク、早く試合がしたい思いでいっぱいです」と笑顔。待望の一戦に、「ラスベガスはボクシングの本場。その舞台で、それもメインイベントにできることに誇りを持っています」と語った。