日本王者・久我勇作まさかの初回KO負け 和気に続きラモナルの強打に沈む

1回、ジュンリエル・ラモナルにKO負けの久我勇作=大田区総合体育館(撮影・金田祐二)
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 「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦」(31日、大田区総合体育館)

 日本同級王者の久我勇作(29)=ワタナベ=は初回1分24秒KOでジュンリエル・ラモナル(30)=フィリピン=に敗れ、王座獲得はならなかった。

 まさかの初回KOで久我が王座獲得に失敗した。初回1分過ぎ、リング中央でのパンチの交換でラモナルに右フックを打ち込まれ、痛烈なダウン。場内が静まりかえる中、何とか立ち上がったが、ダメージが深く、レフェリーは続行を許さなかった。

 この試合までラモナルは16勝(9KO)8敗6分けと勝率は良くないが、10月に世界挑戦間近としていた元東洋太平洋同級王者の和気慎吾(FLARE山上)を3回TKOの大番狂わせで倒すなど不気味な強打を秘めていた。和気に続き、久我もラモナルの一撃に沈み、日本スーパーバンタム級のトップ選手が相次いで軍門に降った。

 勝てばWBOランキング入りは確実だった久我は世界の舞台も遠のく痛恨の敗戦となった。戦績は24戦19勝(13KO)4敗1分け。

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