井上尚弥、右目の経過は良好 次戦は予定通り4月、相手はカシメロ?ダスマリナス?
ボクシングの大橋秀行・大橋ジム会長(54)が13日、都内で行われた著書「最強モンスター 井上尚弥はこうして作られた」(祥伝社刊)の発売記念イベントに出席し、WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=が右眼窩底骨折の経過は良好との診断され、次戦は4月に米ラスベガスで行われる予定に変わりはないことを明かした。
尚弥は11月7日のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ・バンタム級トーナメント決勝のノニト・ドネア戦で負傷し、4週間の安静が必要と診断されていた。今後は来年1月にスパーリングを再開し、2月に合宿を行って次戦に備える。
大橋会長は先日にIBFから同級1位マイケル・ダスマリナス(フィリピン)と尚弥の指名試合の指令が届いたことを明言。交渉期限は30日間で、対戦がまとまらなければ王座剥奪の可能性もある。
ダスマリナスは、尚弥の弟・拓真のスパーリングパートナーも務めたサウスポー。大橋会長は「IBFも厳しいんで。(次戦の相手になる可能性は)0ではない。一番の(候補)は(WBO世界同級王者ジョンリール・)カシメロ(フィリピン)だけど、(WBA同級3位のジェイソン・)モロニー(イギリス)も上がってきてるし、あとダスマリナス…、4人ぐらい候補はいる」と話した。
また、尚弥はカシメロ戦を希望していたが、大橋会長には「決まった試合をやりたい」と話しているという。