王者・田中恒成“塩試合”を予告 「打ち合いしない」
「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(8月24日、武田テバオーシャンアリーナ)
WBO世界フライ級王者の田中恒成が24日、名古屋市内の所属ジムでスパーリングを公開した。世界戦初となるサウスポーとの対戦を前に、同タイプのWBCユース・ライトフライ級王者の加納陸(21)=大成=との4ラウンドでキレのある動きを見せた。
日本人対決(木村翔、田口良一)だった直近2戦では激しい打ち合いを繰り広げた。しかし、次戦のテーマにスピードを掲げる王者は「最近のような打ち合いをするつもりはない。『塩試合』です」と予告。この日も防御を意識したと言う。
「(防御重視は)自分のペースと距離をつかむため。距離がつかめれば倒せる」と見据えるのはあくまでKO防衛。「いつもと違う狙い方になるが、判定になっているようじゃダメ」とスリリングな結末を約束した。