拳四朗 3年ぶり地元関西に凱旋「強くなった姿を見ていただければ」

 チャンピオンの拳四朗(左)と挑戦者のジョナサン・タコニン=ホテル日航大阪(撮影・高石航平)
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 「ボクシング・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(12日、エディオンアリーナ大阪)

 ダブル世界戦の調印式が10日、大阪市内のホテルで行われ、出場4選手が必勝を誓った。6度目の防衛を目指すWBC世界ライトフライ級王者・拳四朗(27)=BMB=は「僕のスタイルである、もらわずに当てるボクシングを貫き通して圧勝したい」と、同級1位のジョナサン・タコニン(32)=フィリピン=撃退に自信を示した。

 王座奪取の試合から世界戦6試合すべてを首都圏で戦ってきた拳四朗。「久しぶりの関西で、すごくモチベーションは高くなっている。順調に仕上げてきたので、あとは戦いで出すだけです」と凱旋試合に心踊らせた。

 関西での試合は16年8月の大内淳雅(姫路木下)との東洋太平洋、日本同級タイトルマッチ以来、約3年ぶり。久々に会場に駆けつけるというファンも多く「僕の強くなった姿を見ていただければすごくうれしいです」と成長した姿を見せつけるつもりだ。

 挑戦者のタコニンは今回が同級王座3度目の挑戦。「WBCでは最後の挑戦になるだろう」と背水の覚悟で挑む。「拳四朗選手の当日のスタイルで変わってくるが、今は中に入ってプレッシャーを与えていきたいと考えている」と王座奪取のプランを明かした。

 【WBC世界ライトフライ級オフィシャル】

 ▽レフェリー=フランク・ガルサ(米国)

 ▽ジャッジ=林準培(韓国)、フェルナンド・バルボサ(米国)、ノパラット・スリチャロン(タイ)

 ▽立会人=デュエイン・フォード(米国)

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