井岡一翔「人生最後の試合になるかも」日本人初の4階級制覇へ悲壮な覚悟
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級王座決定戦」(19日、幕張メッセ)
井岡一翔(30)=Reason大貫=が15日、都内で日本人初の4階級制覇がかかるアストン・パリクテ(フィリピン)戦へ向けた練習を公開。「人生最後の試合になるかも知れない」と悲壮な覚悟を示した。
昨年大みそかにドニー・ニエテス(フィリピン)に敗れたのに続き、2戦連続で巡ってきた王座決定戦のチャンス。井岡は「なかなかないこと」と感謝し、「先に見据えている自分の目指す場所へ行くためにも勝って、今後のボクシング人生につなげたい。人生をかけて戦いたい」と強い決意を口にした。
この日は2回のシャドーだけで済ませたが、10日まで米ラスベガスで8週間の合宿を行った。米国五輪チームの選手らとスパーリングを110回こなすなど、「質のいいキャンプができた」と収穫を口にした。
トレーナーのイスマエル・サラス氏も「基礎、フィットネス、テクニックすべてやった。心拍数は214を記録した。クレイジーだ」と満足顔。KO率84%のパリクテを「パワーは疑う余地はない」と警戒しながらも、「技術はパワーを殺すことができる」と自信を示した。