「ボクシング・ＷＢＯ世界スーパーフライ級王座決定戦」（１９日、幕張メッセ）

　日本選手初の４階級制覇に向けて米国合宿中の同級２位・井岡一翔（３０）＝Ｒｅａｓｏｎ大貴＝が５日、順調な調整をアピールした。同日、マネジメント事務所を通じてコメントを発表。「調整も順調で過去一番の仕上がりになります。試合が楽しみです」と自信を示した。

　空位の王座を同級１位アストン・パリクテ（２８）＝フィリピン＝と争う。井岡は昨年大みそかにマカオで同級王座決定戦を行い、ドニー・ニエテス（フィリピン）に１－２の判定負け。ニエテスが王座を返上したため、再び４階級制覇のチャンスが巡ってきた。

　４月２０日からラスベガスで長期合宿中の井岡は「６月１９日の試合に向けてラスベガスにてトレーニングを積んでおります。アメリカでの合宿としては一番長い８週間にのぼる合宿も来週で終わりになります。トレーニングも順調に進んでおりましてスパーリングはアメリカのナショナルチーム選手などと行い１００Ｒを超えました。今週でスパーリングも打ち上げて最終調整に入ります。調整も順調で過去一番の仕上がりになります。試合が楽しみです。この試合はボクシング人生の全てを賭けて臨みます。必ず、結果で期待に応えたいと思います。必ず、４階級制覇したいと思います！」と意気込みを語った。

　当日は井岡の試合をメインに、ＷＢＡ世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人（ワタナベ）の初防衛戦、吉田実代（ＥＢＩＳＵ　Ｋｓ　ＢＯＸ）が出場するＷＢＯ女子世界スーパーフライ級王座決定戦のトリプル世界戦となる。チケットは、チケットぴあにて好評発売中。