がん闘病の覆面レスラー、ワイルド・セブンさん死去 昨年7月に奇跡の復帰も

 プロレス団体「バリアフリープロレスHERO」を運営するGPSプロモーションは6日、がんで闘病中だった所属選手兼GMのワイルド・セブンさん(年齢、本名非公表)が5日早朝に死去したと発表した。

 セブンさんは大仁田厚にあこがれて、プロレスラーになることを夢見て、単身メキシコに渡り、82年にティファナでデビュー。大仁田が設立したFMWの旗揚げに参加したが、一身上の都合で退団した。その後、長らくプロレス界から離れていたが、14年に復帰。HERO、大仁田興行、超戦闘プロレスFMW、ファイト・オブ・ザ・リングなどに参戦。邪道軍に属するとともに、ワイルド軍の指令塔として活躍し、17年1月には、新井健一郎を破り、ラテンアメリカ王座に戴冠した。

 だが、同年夏に悪性腫瘍が発覚。同11月にがんの切除手術を受け、18年7月1日、HEROの両国KFC大会で奇跡の復帰を果たした。同12月にHEROの所属選手となり、今年2月に同団体のGMに就任。2月23日の新木場1stRING大会で、がんが再発したことを公表するも、復帰を目指して治療に努めていた。それ以来、「みんな、がんばって生きようぜ!」というメッセージをファンに発信し続けていた。4月13日に同団体の川崎25Dスタジオ大会にGMとして来場したのが最後の公の場となった。

 通夜、告別式は後日、親族、近親者のみで執り行われる。

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