亀田興毅氏 1千万円企画に提言「俺が天心選手とやってたら良かったな…笑」

 ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏(32)が4日夜、自身のインスタグラムを更新。1日にAbemaTVで放送された「那須川天心にボクシングで勝ったら1000万円 挑戦者決定トーナメント」について、「元ボクサーとして感想を言いたい」と長文を投稿した。

 1日の放送では「ボクシング経験者」と「異種格闘技」の2つのトーナメントが中継された。各トーナメントの優勝者が18日に行う那須川天心戦の挑戦権を獲得するというもの。興毅氏は経験者部門について、「まず出場した元ボクサーの方々は引退者なので仕方がないとはいえ、もう少しプライドを持って出場してもらいたかった。せめて3ラウンドぐらいはバテずに動いて欲しかった。少なくとも自分だったら元チャンピオンとして恥ずかしくない状態には仕上げてリングに上がる」といきなり苦言を呈した。

 トーナメントは同大卒のアマチュアボクサー藤崎美樹が優勝。「天心選手はボクシングでも強い。わかる人間にはわかる。なので5月18日に行われる本番までにはしっかりと仕上げてきてもらいたい」と要求した。

 さらにはこの企画について、権威の失墜や業界を軽視しているなどとボクシング界から反対の声があることを紹介。これには「なぜそのような閉鎖的な発想になるのかが自分には理解出来ない。今回の企画はボクシング業界にとってマイナスではないと思う」と反論した。

 一方で、企画は公式戦ではないということも強調する。「今回のようなAbemaTVの企画をやる場合にはボクシング業界に配慮して、当然ながらボクシングの公式試合ではないのでヘッドギア着用やグローブのサイズも変更しなければならないと思う。それを無視して公式試合と同じルールでやってしまうと、競技と番組の境界線が無くなりボクシングが衰退していくことになるだろう」と説明。最後は「色々と言わせてもらったけど上記はあくまで自分個人の意見として述べさせてもらいました」と締めた。

 それから1時間ほど経過して新たな投稿をアップ。「さっきは評論家みたいに偉そうに語ったけど、やっぱり拳で語り合うのがボクサーだと思う。俺が天心選手とやってたら良かったな…笑」とマッスルポーズを決める自身の写真とともに補足した。

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