ウスマンがUFCウエルター級王座奪取 安定王者ウッドリーに何もさせず

 「UFC235」(2日、ラスベガス)

 ダブルタイトル戦が2日(日本時間3日)、米国ラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催され、セミファイナルのウエルター級タイトルマッチでは同級2位のカマル・ウスマン(31)=ナイジェリア=が3-0(50-44×2、50-45)で、王者タイロン・ウッドリー(36)=米国=に完勝し、王座を奪取した。

 UFC9連勝中でウスマンが初挑戦で安定王者を圧倒した。16年7月にロビー・ローラー(米国)をKOして王座に就いたウッドリーは現在全階級を通じて最多となる4度の防衛に成功。レスリングを下地にした両者による今回の一戦も有利の声が多かったが、序盤から距離を詰めて組んでくる挑戦者に苦戦。終始ケージを背負う展開で、テイクダウンも何度も奪われる。4回終盤の打撃戦でも劣勢となり、一方的な内容で完敗に終わった。

 判定は文句なしで挑戦者。「私と対峙できる選手はいないと言ったはずだ。正直最高のストライカーでも、レスラーでもないかもしれない。だけど今日、私はウエルター級最高のファイターになった」と新王者は歓喜に浸った。愛娘をオクタゴンで抱きかかえ「ナイジェリアの何もない貧しいところから出てきた。今、ここにいることに感謝します。私をやる気にさせてくれた娘にも今日のことをずっと覚えていてほしい」と人生最高の瞬間を謳歌した。

 5度目の防衛に失敗したウッドリーは「ウスマンがすべてを持っていたということ。圧倒されたのは事実。何も言い訳はない。悪夢と言いたいが、こういう夜もある」と完敗を認めた。

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