王者・田中恒成 新バンデージで2階級上を圧倒「安定している出会いに感謝」

 「ボクシング・WBO世界フライ級タイトルマッチ」(3月16日、岐阜メモリアルセンター)

 王者・田中恒成が22日、元WBA、IBF統一ライトフライ級王者・田口良一との初防衛戦に向け、名古屋市の畑中ジムで練習を公開した。

 年間3試合実現へ「拳の保護を第一に考えて」という畑中会長は、自身が担ってきたバンデージ巻きを専門家に託す方針とした。陣営が招いたのは、WBAバンタム級王者・井上尚弥(大橋)を支える永末貴之さん(37)。練習前はバンデージの柄を示して笑顔の田中だったが、リングに上がると空気が一変した。

 スパーリングでは左右の強打で、2階級重いバンタム級の相手を追い込んだ。「バッチリ。安定している。出会いに感謝」と、新バンデージにご機嫌の田中。日本人対決に向け、手応えを両拳になじませていく。

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