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飯塚高史、ももクロの前で悪役のまま引退 天山と握手も最後は暴行

 「プロレス・新日本」(21日、後楽園ホール)

 狂乱ファイトでファンを震え上がらせた飯塚高史が引退試合を行い、約33年の現役生活にピリオドを打った。最後まで言葉を発さず、セレモニーもないまま去っていった。

 飯塚は所属ユニット鈴木軍の鈴木みのる、タイチと組み、天山広吉、オカダ・カズチカ、矢野通組と対戦。飯塚は天山と08年に友情タッグを組むも裏切り、現在まで狂乱の悪役に転向した過去がある。引退が発表されてから、天山に更正と友情タッグ復活を呼びかけられていたが、応じないまま、最後の日を迎えた。

 アイドルグループのももいろクローバーZも観戦する中、飯塚はゴング前にまたも天山の説得を受けたが、応じることなく奇襲。かみつき攻撃などいつもの狂乱ファイトを展開しながらも、胴締め裸絞め、ビクトル式ヒザ十字固めなど、悪役転向前に得意としたサンボ仕込みの技を繰り出して観衆を沸かせた。終盤には天山の根気強い説得に戸惑うそぶりも見せたが狂気は覚めず。最後は天山のダイビングヘッドバッド、ムーンサルトプレスで圧殺された。

 試合後も天山の説得と、更正を期待する観衆から大イイヅカコールに、頭を抱えて困惑。そして、友情Tシャツを見せる天山に握手を求められると、困惑の色を増しながらも、ついにその手を握り返した。観衆からは大きな拍手が送られたが、それもつかの間。すぐに天山にかみつき、鈴木軍のメンバーも総出で暴行を加え、鋼鉄製グローブを装着しての地獄突きアイアン・フィンガー・フロム・ヘルでKOしてしまった。

 その後、タイチから「本当に引退するのか、お前の口から言ってみろ」と要求されたが、興奮状態で客席を歩き回るばかり。最後は鈴木みのるが勝手に10カウントゴングを打ち鳴らす中、言葉を発さずに控室へ消えていった。観衆からは“アンコール”を求めるイイヅカコールが延々と送られたが、ついに姿を現さず。リングアナのコールで幕を閉じた。

 最後まで無言を貫いた飯塚に対し、更正に失敗した天山は「本人がやめると言うならどうしようもない。ただ、もったいない。もう1回夢見たかった」と悔しさいっぱい。「どんな形でも引退したんやから、二度とオレの前に姿を現すなよ」と吐き捨てながらも、「まだまだいけると思うのに、これで終わってしまって残念やと思います。彼の生き様、思う存分見せてもらいました」とさみしさをにじませた。

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