広島から初の東洋太平洋王者へ、板垣幸司がスパー公開 世界王者・拳四朗から助言も

 2月11日、広島市のNTTクレドホールで東洋太平洋ライトフライ級王座に挑戦する板垣幸司(広島三栄)が21日、広島市の同ジムで練習を公開した。藤本会長とミット打ちを行った後、WBOアジアパシフィック・フライ級12位の井上太陽と2ラウンドのスパーリングを行い、軽快な動きを披露。順調な調整ぶりを印象づけた。

 王者のエドワード・へノ(フィリピン)は13勝5分けの戦績を誇る無敗のサウスポー。今年に入って板垣は元日本王者の中川健太(レイスポーツ)や元WBCアジア王者のフィリピン選手をスパーリングパートナーとして広島に招へいし、入念なサウスポー対策を行ってきた。

 16日には同ジムを訪れたWBC世界ライトフライ級王者の拳四朗から左のパンチの使い方など貴重なアドバイスをもらった。「ぜひチャンピオンになってください」という世界王者からの激励に、板垣は「うれしかった。パワーをもらいました」と笑顔を見せた。

 35歳の板垣にとっては3度目のタイトル挑戦だ。2017年2月にWBOアジアパシフィック王座決定戦に挑み、判定負け。昨年4月には日本王座に挑み、再び判定負けを喫した。敗戦のたびにはい上がってきたが、「年齢を考えても今回が本当に最後」と引退を懸けて大一番に挑む。

 広島市佐伯区出身。「広島では1年半ぶりの試合なので、さらに気合が入ります。どんな形でもいいから、とにかく勝ってベルトを巻きたい」。広島のジム所属選手では初となる東洋太平洋王者へ気持ちを高ぶらせた。

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