メイウェザーには珍しい初回TKO決着「エンターテインメントを意識した」

 那須川天心とのエキシビションマッチを振り返るメイウェザー=12月31日
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 「RIZIN.14」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 メインイベントのスペシャルエキシビションマッチに登場したボクシング元世界5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(41)=米国=が3度のダウンを奪う1回2分19秒TKOで、キックボクシングRISEフェザー級王者の“神童”那須川天心(20)=TARGET=を圧倒した。

 戦績に残らないエキシビションマッチに加えて両者の体重差が4・6キロとプロボクシングだったら異なる階級での試合だったとはいえ、メイウェザーが速攻劇を見せつけた。

 50戦全勝(27KO)の無傷のレコードを誇るメイウェザーだが、実際はディフェンシブな戦い方を採ることが多く、早いラウンドでのKO勝利はそれほど多くない。

 初回KOはキャリア初期の7戦目までに4度あるだけ。世界戦では98年12月19日のWBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ、エンジェル・マンフレディ(米国)戦での2回2分47秒TKOが最短タイムとなっている。

 近年では直近の50戦目、ボクシング実戦経験のないUFC2階級王者コナー・マクレガー(アイルランド)戦で10回TKO勝ちを記録しているが、それまで7試合は判定勝ちが続いていた。

 試合を終えてメイウェザーは「とにかく言いたいことは東京、日本の皆さん、素晴らしい。本当にありがとう。私としてはエンターテインメント性、楽しんでもらえる試合を意識しました。それを実現できたことをうれしく思います。神に感謝したい。このイベントに起用してくれた全ての人に感謝したい」と上機嫌で話した。1試合で数百億円を稼ぐスーパースターは自らが求められる役割も十分過ぎるほど理解している。

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