新日本 クリス・ジェリコ緊急来日で内藤哲也と大乱闘「選手生命を終わらせる」

 新日本プロレスの来年1月4日・東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル王座の2度目の防衛戦を行う王者クリス・ジェリコ(48)=カナダ=が緊急来日し、15日に都内で開かれた会見で挑戦者の内藤哲也(36)と大乱闘を繰り広げた。

 ジェリコが6月の大阪大会で内藤から王座を奪取して以来の再戦。2人はビデオメッセージなどで挑発合戦を繰り広げてきた。会見では、内藤が世界最大のプロレス団体WWEの大物であるジェリコを「世界のスーパースターが新日本プロレスの記者会見のオファーを快く受けて下さった。なんでかなあ。もしかして、暇なのかな」などと挑発。ジェリコも「お前は新日本ではスターかも知れないけど、オレほどの世界的な知名度はない」などと、上から目線の言葉を返すなど、舌戦が展開された。

 そして、内藤がジェリコを「ピークを過ぎた選手」と指摘すると事態は急転。ジェリコが怒りに震える表情で、「お前はバカか。プロレスを分かっているのか。エンターテイメントが何か分かっているのか。もし、オレがピークを過ぎていたとしても、今のお前より1000倍いい。お前は本当にバカだ」などと詰め寄ると、内藤は「トランキーロ、トランキーロ(スペイン語であせんなよの意味)」などと挑発しながら、口に含んだ水をジェリコに拭きかけた。

 これに逆上したジェリコは内藤に襲いかかり、大乱闘に発展。若手レスラーが懸命に制止したことで大事には至らなかったものの、内藤が去った後もジェリコの怒りは収まらなかった。机やイスを蹴散らすなど大暴れし、「オレの東京ドームでの使命はここで決まった。内藤のキャリアを終わらせる。選手生命を終わらせる」と宣言。さらに、「ピークを過ぎたとはよく言ってくれたな。オレの人生、選手としてのキャリアはまだ始まったばっかりだ。よく覚えておけ。レッスルキングダム12(今年の東京ドーム大会)で何があったか覚えているか。あれで最高の新日本プロレスワールド(新日本が運営するインターネット放送)の視聴者数が最高になったんだってな。ということは、クリス・ジェリコが新日本を食わせてやっているようなもんだろう。すなわち、内藤哲也はオレに食わせてもらっているんだ。ただ、その選手が引退するんだから、会社も少しは楽になるだろう。ハロルド・メイ(新日本プロレス社長)にも言っておく。内藤に払わないでいいお金を貯蓄できるだろ。まだチケット持っていないヤツがいたら買え。これが最後だぞ、あのバカな内藤哲也がリングに上がるのは」と、まくし立てながらも、大会のPRを忘れなかった。

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