長与千種「若い子の人生もあるので」暴行被害も反撃せず

札幌から帰京し暴行を受けた状況について語る元女子プロレスラーの長与千種=羽田空港(撮影・開出牧)
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 女子プロレスラーで、プロレス団体「Marvelous」代表の長与千種が19日、札幌市内でケンカを止めようとして暴行され、滝川市内に住む男が暴行の疑いで現行犯逮捕されたことが分かった。長与は相手から髪を引っ張られるなどし、防御した際に左手の小指を骨折した。

 この日、長与は札幌から帰京。羽田空港で取材に応じ、「女性の悲鳴を聞いて助けないと、と思った。警察の方からは見過ごしてしまう人が多い、とも言われたが、単純に正義感だと思う」と状況を振り返った。

 長与の説明では札幌市内で食事をした後、ケンカしている男女を発見。男が女性を羽交い締めにしており、長与が仲裁したという。男は長与の頭髪などをつかみ、頭を押さえつけようとしたという。

 反撃をしなかった理由を問われ、「プロレス団体はたくさんあるんです。ちょっとでも手を出してしまうと、(所属している)若い子の人生もダメにしてしまうので」と説明。男に対しては「頭にきていたし、膝や肘を入れることもできた。何もされなかっただけありがたいと思えと言いたい」と語った。

 左手の小指は靱帯(じんたい)も負傷している可能性があり、今後さらに精密検査を受ける見込み。30日にはリングに上がる予定もあり影響も懸念されるが、被害届けは出さないという。

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