亀田和毅、結婚後世界戦初勝利 シルセ夫人と歓喜のキス

シルセ夫人(左)とキスを交わす亀田和毅=後楽園ホール
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 「ボクシング・WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦」(12日、後楽園ホール)

 元WBO世界バンタム級王者で、同級2位の亀田和毅(27)=協栄=が3-0(116-112、117-111×2)の判定で同級1位アビゲイル・メディナ(30)=スペイン=を破り、2013年8月に獲得したWBO世界バンタム級王座に続く2階級制覇を達成した。3兄弟世界王者のギネス記録を持つ亀田家としては、長男・興毅氏は3階級、次男・大毅氏は2階級を制しており、今回の和毅の戴冠で史上初となる3兄弟複数階級制覇を成し遂げた。

 勝利が決まった歓喜のリングには愛妻・シルセ夫人も駆け寄り祝福のキスをかわした。

 2007年に15歳で単身メキシコ武者修行に出た和毅は、同国出身で元アマチュアボクサーのシルセ夫人と試合会場で出会い、15年10月に国際結婚。生活の拠点を日本に移し、減量など夫人のサポートを受けながら世界挑戦のチャンスを待ち続けた。

 その思いは3年2カ月ぶりの世界戦で結実。夫人はリング上でマイクを向けられると「みなさんありがとうございます。トモキ、おめでとうございます」ときれいな日本語で話し、結婚後世界戦初勝利を飾った和毅と喜びを分かち合った。

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