高橋奈七永がシードリング初代女王に「初心忘れるべからずで」
「プロレス・シードリング」(1日、後楽園ホール)
2015年8月に旗揚げした女子プロレス団体シードリングが新設したビヨンド・ザ・シー・シングル王座争奪トーナメント(8選手参加)はこの日、4強戦が行われ、高橋奈七永(39)が彩羽匠(25)=マーベラス=、中島安里紗(29)を連破して初代女王に輝いた。
シングルのベルトを腰に巻いたのは、スターダムの初代ワールド・オブ・スターダム王座から転落して以来5年8カ月ぶり。スターダムを退団して自ら立ち上げた団体の王座を手中にし「旗揚げして3年でやっと出来たベルトという思いとともに、お山の大将にならないように初心忘れるべからずでいきます」と、気を引き締めた。
準決勝はスターダム時代の後輩でもある彩羽と5年5カ月ぶり2度目の対決。パワフルなキック攻撃に苦しめられながらも、ランニングスリーを阻止すると横入り式エビ固めで突破した。
決勝は中森華子(29)=PURE-J=を破って勝ち上がった中島と1年10カ月ぶり激突。ドラゴンスープレックス、月面水爆で追い込まれながらもサイドバスターで流れを引き寄せ、ワンセコンドEXを決めて18分2秒の死闘に終止符を打った。


