元世界王者・小国以載、ピノキオ姿で現役復帰宣言「ウソついたんで」

 ボクシングの元IBF世界スーパーバンタム級王者で17年9月の初防衛戦で岩佐亮佑(セレス)に敗れた後に引退を表明した小国以載(30)=角海老宝石=が26日、都内の所属ジムで会見を開き、12月1日に東京・後楽園ホールで、同じ階級で現役復帰戦(相手未定)を行うことを発表した。

 13年にも引退を表明している小国は2度目の復帰宣言とあって、長い鼻を付けたピノキオの装いで登場。「やめる言うたのに復帰とウソついたんで、ピノキオで行かせていただきました」と説明して爆笑を呼んだ。

 復帰を決めた理由は故障が完治したこと。実は、12年3月の東洋太平洋同級王座初防衛戦の前に右手首の腱を2カ所断裂するなどの負傷を負い、その後は満足に右のパンチを打てず、注射を打って試合を続けていたという。サウスポーを苦手とする大きな原因でもあった。そして、サウスポーの岩佐に敗れた後に限界と感じて引退を決めた。だが、医師から「手術をすれば治る」と言われ、今年1月に約3時間の内視鏡手術を受けて完治。「右が治った状態でやってみたい。どれぐらいできんのか」と復帰を決めた。4月に綾香夫人と結婚し、8月に長男・嵩昌くんが誕生したことも「これは大変やなと。ミルク代稼ごかなと」と心を動かした。

 目標は「もう一回(世界王者に)返り咲く」こと。主要4団体の世界ランキングからは外れているが、復帰戦を突破して世界ランキングに復帰し、右手首の復調が確認できれば、来年にも世界王座に挑戦する考えだ。だが、何かにつけてウケを狙う性格は相変わらず。「子どもが物心つくまでにやめたい。お父さんがピノキオの格好してたら学校でいじめられるでしょ」とオチを付けて笑いを誘った。

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