新王者誕生のリングに亀田和毅“乱入”で一触即発に

 試合後、リングに乱入した亀田和毅(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(16日、後楽園ホール)

 王者の岩佐亮佑(28)=セレス=が指名挑戦者で同級1位のTJドヘニー(31)=アイルランド=に0-3の判定で敗れ、2度目の防衛に失敗し、17年9月に獲得した王座から陥落した。

 新王者を祝福するリングに“乱入者”が現れた。元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(27)=協栄=がドヘニーに向かって対戦を要求。だが、新王者は「今は自分の時間だ。邪魔しないでくれ。出て行ってくれ」と亀田和を突き飛ばし、気色ばんだ亀田和と一触即発の状態となった。

 亀田和は現在、スーパーバンタム級でWBA2位、WBC2位、IBF3位、WBO9位と主要4団体で世界ランク入りしている。2階級制覇に照準を定めるが「(試合を)やろうと言っても、交渉が始まったら誰もやらない」と、苛立ちも見せながら会場を後にした。

 一方のドヘニーは「(自分に)殴られなくて(亀田和は)幸運だった」と冗談を交えながら大人の対応。対戦の可能性については「誰とでも、いつでも戦う」と強気の姿勢を崩さなかった。

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